月桃は秋になると赤い実が熟します。花から種子への七変化。 |
はじめまして | 月桃(げっとう)は沖縄の山野に群生するショウガ科の植物です。初夏に白い房状の花が咲き、秋になると赤く種子を熟します。 |
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花は昆虫によって受粉します。甘い蜜と黄色と赤の色彩が昆虫を誘引します。 ・・時には鳥が受粉に貢献しているとのうわさがありますが・・・・・・・・まさか!本当かな? |
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花が受粉した後は花の付け根が膨らみ若草色になります。その先端に枯れた花弁の痕跡が残っています。(膨らんだ部分は子房です。) | |||||
さらに日数が経つと若草色から赤に色が変わり熟してきます。生け花ではこの赤い種子がつかわれます。月桃は花と種子とで2回鑑賞できる植物でもあります。 | |||||
赤い皮の内側には黒い粒状の種子が見えます。 | |||||
晩秋にはさらに赤から茶色に変色します。四方に飛び散って周囲に子孫を残すこともありますが、鳥に食べられ、遠方で鳥の糞とともに地面に落ちて新天地に子孫を残すこともあります。 種子の役割は後者の方が重要です。周囲への繁殖は地下茎による繁殖の方が速く結果が出ます。 |
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