アロマと香りと官能基 アルコール (精油の化学) |
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精油の化学 (官能基) アルコール |
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アルコールは炭化水素類に水酸基(-OH)が結合した成分です。 水酸基の付いている位置によってさらに細かく分類されます。 1.一級アルコール 2.二級アルコール 3.三級アルコール です。 §一級アルコール§一級アルコールを含む精油と成分の例はローズ精油のシロネロールとゲラニオールがあります。 一級アルコールを酸化するとアルデヒドになります。 たとえばシトロネロールを酸化させるとシトロネラール、ゲラニオールを酸化させるとゲラニアールになります。 この場合の酸化は酸素を付加することではなく、水素を取り除く化学変化に該当します。 |
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一級アルコールの例 エタノールとブタノール | |||||
シトロネロール(左)とシトロネラール(右) | |||||
ゲラニオール(左)とゲラニアール(右) | |||||
§二級アルコール§二級アルコールを含む精油と成分の例としてはペパーミント精油のメントールが代表的成分です。 二級アルコールを酸化(水素を取り除く)するとケトンになります。メントールからはメントンが生成されます。 |
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メントール(左)とメントン(右) | |||||
§三級アルコール§三級アルコールを含む精油と成分の例は多くの植物精油に含まれているリナロール(ラベンダーやベルガモット、月桃にも存在)でフローラルでグリーンな香気です。また、ミント様香気のα-テルピネオール、テルピネン-4-オールが三級アルコールです。 |
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リナロール | α-テルピネオール | テルピネン-4-オール | |||